電車と自転車で双葉SAに挑む

いつもの移動記録。双葉SAは下りから入った方が双葉っぽい写真が撮れる。

混雑は避けたいと思って色々検討した結果まだ日も出てないうちから電車に乗る展開に。輪行袋への収納も3分くらいで済ませられるようになり感動しつつ山梨方面に移動しながら移動予定を再度確認。双葉SAの最寄り駅である竜王駅まで電車で行くつもりでいたのだが、そうすると余りにも早く到着してしまう可能性が浮上。大した距離でもないので甲府駅から自転車で移動することにした。余談だが山梨方面に向かう車窓は変化に富んでいて楽しい。山に囲まれた街と月と反対方向で明るくなっていく空とか、綺麗に写真にできたらいいなと思うものがたくさんあった。

甲府で降りて、駅前のよっちゃばれ広場(岡崎2-4クイズ、「よっちゃばるは山梨の方言で集うの意味」)で自転車準備して双葉SA目指して移動開始。ほぼ直線で大きな坂もなかった割に対して速度が出せなくておかしいなと思いつつも、別に急ぎの予定があるわけでもないのでのんびり進めていった。なお途中日差しの角度のせいで信号が良く見えなくて困るという展開が何度かあった。

双葉方面に移動してた時の写真。依然来た時同様に「どこ向いても山だ」という感じだったけど、雪が残っている状態のを見るのは初めてだった。

双葉SA手前にあるそこそこに急な上り坂については、途中であきらめて押して上がる。数日そこらで体力が着くとは全く思ってはいないけど、それにしても体力がない。一応半分くらいまでは粘ったけど。

坂を抜けきってから初めに見えるのが上りなので、そのまま上りのぷらっとパークへ。駐車場の方に入っていくも、自転車置き場が見当たらない。うろうろしていたところ係のおじさんに声を掛けられ「あっちに止めて」と指示を受けるも、指さされた先が雑に止めてあるバイクの横で、「ここで大丈夫なのか…?」と心配になる。どういう角度で撮っても双葉SAに着いた感のある写真が撮れない(結局下り側でちゃんと写真を撮った)。甲府駅から5km程度、大体30分くらいでの到着なので、あんまり達成感的なものはなかった。

SAであることよりも先に伝えたいことがある様子で、仮設テントが置かれている。武田信玄生誕500年とのことで、テント内には関連エピソード的なものが色々と並べられていて面白かった。「稚児落とし」の話が一番怖かったというか、子供を崖に投げ落としたということを淡々と書いていてびびった。

到着が9時前だったので、フード系のサービスもまだ開いていなかったり準備中だったりの状態。上りと下りをふらふら往復しながら時間を調整して、クロックムッシュと信玄餅入りおしるこ(冬季限定)を買って食べた。

下りの展望台より。富士山がよく見える。

やっぱりまだある。アクリルスタンドの方も健在で、見かけると嬉しくなってしまう。

双葉SAの土産コーナーで、「くろ玉」というお菓子がネットで話題になった的な貼り紙を見かける。呪術廻戦で出てくるものと似ていることから話題になって、突然受注が増えて驚いたとのこと。自分の観測範囲には全く入ってこなかったけど、こう言う感じでネットと現実が繋がるんだなとか思った。なお当該菓子は買わず、金精軒の粕てら(酒粕の入ったカステラ)を買った。包装的に頑丈そうだったのが選んだ理由。後日食べたらめちゃくちゃ美味しかった。

ひと通り食べたりして、あまり体温が上がらない感じが抜けなかったので近場に温泉が無いかを探すことに。竜王駅最寄りの山口温泉が一番近そうだったので、そこに決めてGoogleMapで経路検索して移動開始。検索結果が車ルートか徒歩ルートしか出してくれず若干手間取った(自転車指定だと検索結果なしになる。めちゃくちゃ困るわけではないけど、ナビを出すタイミングが徒歩だと直前で焦るとか、車だと進行方向の反映が遅いとかがあり面倒)。

山口温泉。住宅街の中にいきなり現れる上に入り口に近づくまで「本当にここか…?」みたいな気持ちになる。

子供は入れないルール。ちなみに時勢もあってか8人くらいのグループもお断りになっている。体温を上げたいという目的があったので、ぬるめのお湯で目的が果たせるのか不安になったが、こういう温泉も珍しいはずだし身体冷やすことになったとしても入った方が面白いだろうと判断して入ることに。

タオルは持っていたので600円払って中へ。ぬるいけど大丈夫かというのは受付でも念押しされた。老朽化と書かれていたので覚悟はしていたが、いざ室内に入ってみるとそこまで気になる感じではなかった。脱衣所時点から、浴室内の方でどかどか水が投入されてる音がして驚く。流石毎分440L(この後湯口に見に行ったら別の数字が書かれていたが)。

説明どおりのぬるい風呂。入った直後はちゃんと暖かい感じはあったが、しばらく入ってると慣れてくる。「これ以上冷えたら身体冷やしそうだな」と感じるやや手前くらいの微妙なラインのお湯ががんがんに注がれてくる感じというか。ぬるいなーと思いながらずっとだらだら入っていられる気持ちよさがあった。ちなみに飲泉可とあったので(コップまで置いてあった)ちょっと飲んでみたところ、かなりの鉄臭さでダメだった。

人がいなかったので本当にだらだら1h程過ごして外へ。着替えて自転車に再度乗ったあたりで意外と身体が暖かくなっている事に気づく。真冬時は勧めにくいけど、こういう時期や夏場とかにちょうどいい温泉だったと思う。

次の目的地を養老酒造に設定して、移動開始。国道20号に乗ってひたすら移動という感じのルートを取る。

国道に乗るために細道いろいろ抜けていた時に、山梨っぽいと思って撮った景色。両端は果樹園で、遠くには山。前来た時は葉をつけていた時だったので、これもやっぱり新鮮だった。

竜王から大月方向に向かう道はほとんど下り気味だったので、かなり楽をして走る。変な道もなく安定して1h程の移動だった。

養老酒造には13時半くらいに到着。ピークは外しているし流石に大丈夫だろうと思っていたがそこそこに車が止まっていたし、何組か店を出た人とすれ違う。

待つこと自体はまあいいけど…と思いながら店に入り、食事の提供場所である2階に上がったところ、謎の仕切りに阻まれる。明確に壁になっていて、もしかして貸切か何かかと焦る。無理矢理どかしていいものかも分からずしばらく壁の前で右往左往してから、壁に「暖房用の仕切りなのでずらして出入りして」と書いてあることに気づいて事なきを得た。

店内から見た壁。消毒液の後ろの横置きされている戸が壁で、その向こうには階段がある。暖気が逃げて行かないようにみたいなことが書いてあった気がする。

養老酒造では「蔵元ごはん」を注文。魚も肉も食べれる豪華セット。多いかなと思ったが、あっさり完食できた。健康の味がする。本当に美味しかった。食後はアイスの方を頂く。ここのアイスが好きすぎるので、単品で追加注文したかった。

この先どこを見に行くかルートを調べようとして、携帯充電器の残量が思ったよりやばかったことに気づく。祝橋や日原商店(どちらもアサルトリリィ)や以前行ったフルーツ温泉が候補にあったが、慣れない場所で迷子になったら面白すぎるので全て断念して帰路につくことに。また養老酒造から東山梨駅まで大した距離でもないので、飲み比べセットを飲んで自転車は押していくという案も出てきたが、電車の時間が微妙だったのでそちらも諦める方向に。

東山梨駅で輪行袋に全て突っ込んで帰路へ。朝から活動していたせいか、帰りの電車は全て寝ていた。大体30kmの移動だったのだが妙に疲れた。

自転車拠点巡りはとりあえずこれで2拠点目。めちゃくちゃ暑くなる前に岡崎御在所をクリアしたい。

生活試行:

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