NEOPASA岡崎に自転車と徒歩で挑む(再: 0泊2日岡崎旅行記)

前回のようなルート記載メインじゃないです。ほとんど日記。あと多分書いてるタイミングがばらけてるので、時制がごちゃついている可能性があります。いつものことだとは思いますが。

性格上どうしても記録を残したいみたいなのがあり、かなり冗長になっています。内容も増えたり減ったりするかもしれません。ネタ程度にどうぞ。あと漢数字アラビア数字ごたまぜでごめんなさい。

「車もない、レンタカー借りる選択肢もない、タクシーぶっ飛ばすお金もない、それでもガルラジチーム岡崎活動拠点NEOPASA岡崎にもう一度行きたいんだ」の気持ちで旅行をしてきました。あくまで一例であること、記録であること、何らかのルートを推奨する意図は全くないことを念頭に置いた上で楽しんでいただけると幸いです。

(なんでそんな前置きしてるのかというと「徒歩侵入を禁止する文言は確認できなかった+歩道として歩ける部分は十分に確保されていたけどそれでも想定はしているのかな…?」というのが気になったのと、夜間早朝移動は危険というのがあるからです、特に夜間)

なお前回

ルート検討参考

発端の話

ガルラジ、楽しいですよね。毎回毎回ものすごく楽しみに聞いています。30分(オーバーするチームが多いけど)のラジオに、いつも元気をもらい、色んなことを考えさせられています。

そんなガルラジも遂に最終回週となりました。各チームの最終回ということなので数日おきに5回も寂しい思いが出来るというのは贅沢なのか精神に悪いのか…。

とりわけ私が1番応援しているチーム岡崎「こちらオカジョ放送部」が、始まりもトップであれば終わりもトップということで、9/30に最終回1番乗りをします。卒業や別れや未来に対して人一倍消極的な二兎さんが居るチームが初めにゴールしてしまうという、正直この時点でもう胃が痛いです。「2019年はガルラジ」の言葉がキャッチフレーズじゃなくて願望だったとか辛い、本当。

ところでガルラジのオタク達の中には「拠点現地でラジオを聴く」という楽しみ方があるようです。休憩施設でもあるPASAは大概24時間利用可能なので、施設の利点を活かした異常な素敵な楽しみ方じゃないですか。

やりたいなとは思いつつ前回の岡崎旅行はクタクタになったし一応労働者だし今月遊び過ぎだし絶対体調崩すよなと躊躇っていたのですが、なんだかんだありやっぱり行かなければ行かないで後悔する気もしたので…。

「私達思ったより繋がれるってこと」とは徳光2-5の吉田さんの言葉です。それを信じて。

(話は逸れるんですけど年齢的にも参加までの流れも色んなものが1番違う吉田さんからこの言葉が出てきたの、すごく嬉しかったです)

前日の話

旅程検討

前回と同じ深夜バス日帰りによる早朝到着深夜帰還はやめました。これは宿代が浮く点と時間が長く使えるという点が良いのですが、時間が噛み合いませんでした。特に現地視聴は22時からであり、放送から名古屋に移動して深夜バスに乗るという危険な動きはしたくなかったので。レンタカー利用なら可能性はあるのかもしれませんが慣れない道で時間に急かされるのは嫌ですし。

深夜バスと新幹線の差額を確認したところ1万円以内に収まりそうな気配があり、「それなら安全優先で新幹線利用で良いのでは?」と踏ん切ることが出来たので、新幹線往復&PASAで夜を明かす、になりました。シャワーあるので何とかなる、はず。

移動手段については、レンタサイクルという文明の利器の存在を知ったのでそちらを利用する予定。東岡崎周辺は結構レンタサイクルが転がっているようなので確保は難しくなさそう。24時間利用可能なのも頼もしい。

https://www.hellocycling.jp/

事前にアプリを導入し、会員登録をしておけばさくっと使える気配がします。支払い方法の登録は必須。クレジットカードが順当っぽい。(けどこの入力感、カード番号もセキュリティコードもサーバで保存してる感があってすごく不安なんですけど…気のせいであって欲しい。心配な方はYahoo!決算とか別サービス1本噛ませた方が良いかもしれません、この辺りは趣味)

実は近いらしい御在所

そんなこと考えながらTwitterを眺めていたら岡崎を巡ってたはずの人がいつのまにか御在所に居たという怪奇現象に出くわし、「名古屋から山城(徒歩コース御在所最寄駅)までは1時間でいける」という情報を得ました。電車の本数にさえ注意すれば遊べるということなので、勢いで旅程に追加することに。絶対赤福食べてダイエットに苦しみたいし、上りじゃないと買えない伊勢海老風味ポテチ(御在所2-1CM上り)食べたいので。

また御在所というか三重と言えば、桜泉さんが小さい頃に行った事がある(というアドリブによって決定した設定)伊勢神宮がある場所です(岡崎2-5クイズ)。桜泉家が家族旅行に選びそうな場所ナンバーワンの伊勢神宮に近いのならば行かない選択肢は無いなと思い、こちらも目的地に設定することに。

つまりまとめると、遅くとも昼までに東岡崎着。チャリを手に入れて岡崎市内を駆け回りつつ風呂にも寄ったりして夜頃にNEOPASA岡崎着。岡崎を聞き届けてから、夜明けと共に出発点。チャリを返却し電車に乗って三重県山城方面へ。午前中に御在所着。赤福堪能して休憩しつつまた電車で伊勢市方面へ。伊勢神宮見て風呂入って新幹線乗って帰る。どう考えてもNEXCO涙目では。本当にすみません。

荷物について

岡崎をニコニコ生放送で聴くということは、スマホ1つだけでは足りないんですよね。バックグラウンド再生できないので。とりあえずスマホは+2台とPC1つは抱えて行こうかなと検討中。後は着替え、風呂に行くならタオルも居るし。

岡崎編

5時台: 起床

胃が痛くて目が覚めました。目覚ましは萬歳さん(アニメロ)にしてたんですけどその前に起きてしまったよ。タスクも切られてたし。

ガルラジ公式HPはどうなってるのかなーって思ってたらまさかの403でふふってなりました。早く直して。

8時台: 移動開始

新幹線の予約も取らず宿もなく移動するという無鉄砲だなと思いながら経路を確認して移動開始。東岡崎到着時間も目処が経ったのでレンタサイクル予約しようと思ったんですけど予約後30分以内に使用開始しないと強制キャンセルになる仕様でした。ちなみにデビットカードを登録すると初めの予約タイミングで有効性確認として2000円の引き落としが発生します。こちらについては後日返却あるようです。

新幹線利用駅まではなんとなく先頭車両に乗って移動してました。高校生がホームに立ってるのを見て、平日の朝であることを再認識。私が移動中のこの時間に、あの3人は学校に向かっているんだろうなという気持ちになりました。

新幹線、チケットはさくっと買えるんですね。思ってた以上に不思議です。宿がなければ行先も自由で、ここで突然東北を目指したっていいんだよなという気持ちにもなりました。選べるって面白いですね。なんか。

9時台: 新幹線に滑り込む

窓際席も確保できたのでのんびり到着まで待とうかなと思ったのですが、思った以上に公式サイトの復旧が始まらず、死活監視スクリプト書いて遊んでました。

と言ってもcurlして応答grepして指定文字列が消えていたらLINEのAPIサーバにcurlして自分の端末に通知飛ばすみたいなやつですが。cronに設定して5分おきにチェックかけるみたいな。やっぱり旅にあると便利なのはVPSとキーボードとSSHが出来るアプリ。

書き終わった瞬間直りましたからね。めでたいが。夢中になっていたせいで静岡すぎててちょっとへこみました。

12時台: 名古屋着

今年で何度目だ名古屋。みたいな気持ちになりながら到着。多分3回目くらいです。新鮮さが減ったのは慣れなのか不感なのか分かりませんが、でもこうやって知っている場所が増えていくというのは嬉しいですね。もうこの時点でそこそこに暑くてテンションが上がりました。ちなみに新幹線到着駅から東岡崎に行くには近鉄名古屋駅というのを利用します。なおめっちゃどうしようもないミスを連発した為数本電車を目の前で逃しました。

東岡崎方向の車窓を眺めていたのですが、とにかく天気が良さそうでただただ嬉しかったです。やっぱり彼女達には晴れが似合うので。電車内で東岡崎着時間が見えてきたので、途中でレンタサイクルの予約を取りました。

13時台: 東岡崎到着

降りた瞬間夏でした。秋って感じが本当にしないんですよ(岡崎2-4冒頭)。この時点でかなり来るものがありましたね。夏、まだ終わってないんだって思ってしまい、この時点で「今が続けばいい」という二兎さんの願いが現れてるのかと…。駅出口から左方向に行けばレンタサイクル置き場があります。電源入れて暗証番号で解除。24h乗り回して1000円の旅が始まりました。着てた上着も即脱いで半袖になったりして、行き交う人も半袖で、普段私が過ごしてる季節とほんの少し逆戻りしてる感じがとても良かったです。ただ、暑いは暑いのですが、空の色は夏とは言い切れず、8月に訪れた時にたくさん聞いた蟬の声は一切聞こえませんでした。

13時台: 散策および丸石醸造へ

3人が行ったと話してくれていた近所のお祭り(岡崎2-4冒頭)について、どこかそれっぽい場所を見つけられないかなと思いながら丸石醸造の方向に走って行きました。自転車の機動力は凄まじいもので、ちょっと遠くに見えたものに対して、すぐに「ついでだし寄ってみるか」ってなれるのでお勧めです。

お祭りといえば神社や寺とかありそうなのでそこそこ少し大きめの神社や寺を見つけようとしてたんですけど、岡崎は神社仏閣が非常に多いらしく、全く絞れませんでした。打ち上げ花火の上がるお祭りが出来そうな場所ありすぎ…。

自転車の機動力に感動しつつ、丸石醸造へ。ちなみにですが東岡崎は大きい道路がいくつかあり、道路を思うように横断できないことがそこそこにあります。後は歩道橋を使わなければならなかったりとか。移動の際は道路横断は出来るうちにやっていくのが吉と思われます。

ちなみに丸石醸造の隣には岡崎塾があります。NEOPASA岡崎上りのデザインってこれ意識なのか…と疑うくらいには雰囲気が似てます(岡崎宿だった筈なので違う、はず)

丸石醸造、前回来たときは各キャラクターの名前がお酒由来とか知らなかったので…。

店内(口頭で写真撮影許可頂きました)。賞状とか大量に置かれていたりで、歴史の重みみたいなのが凄いです。お猪口付き有料試飲(400円)があったり、日本酒を使ったアイスが買えたりします。どちらもすごく興味があったのですが、確か自転車も飲酒運転処罰対象だった気がするので我慢しました。

二兎です。

切れちゃってますが写真下に二兎刻印グラスが売ってます。こちらのグラスですが、気がついたら買ってました。二兎を空気に触れさせて飲めるみたいなことが書かれていて、やっぱり二兎ちょっと酸化させると味変わるよな!って自分のバカ舌を褒めたりしてました。ちなみにグラス以外にも二兎の可愛いデザインを使ったグッズも置かれてます。ネットでも買えます。

こちらは萬歳。

酒買いたいなと思ったのですが、暑さの中を移動するのに持ち歩くのはやっぱり危険と判断したので諦めました。グラス買えたので良し。

丸石醸造売店「醸庵」については16時で閉まります。行きたい方は注意。

14時台: 遅すぎる昼食

まぜめん食べたいなとか、「カフェテリアばんざい」が幻視できる場所見つけたいなとかとりあえず美味しいコーヒー飲みたいなとか思いながらカクキュー方向に移動。市街地を十数分自転車で走って着く場所にあるらしいカフェ(岡崎小説版)ってどこ…というかそもそもどこからどこまで市街地…。自転車、結構簡単に速度が出せてしまうので場所と場所の距離感がぼやけるなとか思いつつ、「この歩道の幅なら3人並んで歩けるよな…それとも移動は基本自転車なんだろうか…」とか考えてました。街の規模感を考えると自転車移動が基本っぽい印象ですが。

丸石醸造からカクキュー方面に走ってると常に右手に神社仏閣が見える状態です。本当に神社仏閣インフレ。

そんなこんなで走ってたら洒落たカフェの看板の前を過ぎまして、書かれてるメニューに惹かれて止まってしまいました。建物2階にある場所で、石段を数段進んだ先にあるカフェ(岡崎小説版)とは違ったのですがとりあえず思っていた以上にお腹が空いたので入りました。IMAMURA COFFEEさんです。

大変洒落た店内です。なんと有難いことにコンセントも利用可能。この旅行で微妙に心配していたことの1つであるまとまった充電時間の確保があったので、遠慮なく使用させて頂きました。

どうしても写真見て食べたくなってしまったカレー。窓際の席で待ってたら檸檬の香りがしてきて、凄い良かった。食後のコーヒーも美味しかった…。

帰り際に「明日から増税だしこのお店も値上げするんだろうなー会計大変だろうなー」と思っていたら「明日から開店1周年記念で100円引きなんです」と声を掛けられました。私は岡崎の最後を聴きにここに来たわけですが、当たり前に日々は続くしこういうお祝いはあるんだよというのを目の当たりにして、感動してました。1周年おめでとうございます。また岡崎来たら食べに行きます。

15時台: カクキュー方向へ走る

右手方向から神社仏閣インフレの圧を感じながら、岡崎城の横の大通りを抜けていきます。空の写真ばかり撮ってました。途中強そうな歩道橋を発見してそれも写真に撮り。1人旅行の方が写真撮ってる気がしますね。

カクキュー、思った以上に大きくてビビりました。バスの停車場所が複数あって、完全に観光施設。平日は1時間おきに内部の見学ができるということで、岡崎の子供達の社会科見学体験御用達とのこと。これは確実に3人とも経験している可能性があるということで私も申し込みました。16時台の見学が最終だったので、これは本当にタイミングが良かった。

30分くらいの空きがあったので、カクキューでも提供されている八丁味噌ソフトを頂きました。こちらのはNEOPASAにある隠す気のない塩気に溢れたソフトとは違って、結構甘いです。塩キャラメルと紹介されていましたが、たしかにそれに近い。味噌はついていませんが、味噌煎餅が乗っかってます。味噌パウダーがポイント。

外で食べていたら、高校生と思われる方達が帰路についている様子が見えて、「3人もついに放課後に入ったんだな」なんて考えていました。

16時台: カクキュー社会科見学開始

敷地の広さと長年やってきてる色んなものを生かしまくってました。そして毎日1時間おき(休日30分おき)にやってるわけですからマジで話が上手い。説明が上手い。誰も傷つけない笑いってこういうことなんだなって味噌と全く関係ないこと考えたりしてしまいました。

資料館の作りも面白く、八丁味噌がどれだけ手間暇掛かってるんだなってなります。知ってますか、八丁味噌の八丁は岡崎城からの距離なんですよ。1番奥の味噌樽とか思ってた以上に大きくてビビりますね。絶対二兎さん手を広げて撮ってる写真がアルバムに貼られてて自宅の押入れとかにしまわれている気がします。

後は味噌蔵が凄いです。本当に写真で見たような景色が並んでます。石積みは重みが内側に向かうように重心や形状を考えて1つ1つ積んでいてなかなか崩れないのだとか、この樽は何年前のものだとか、平気で触れる位置に貴重なものが置かれているんですよね。あと味噌の香りがすごい。「この時期が香り的には1番いい時期で、夏は地獄、冬は寒さで匂いがしない」らしいです。

最後には試飲もあります。八丁味噌と八丁味噌の合わせ、田楽。如実に味が違うのが面白かったです。

本当に楽しい社会科見学でした。「やっぱり愛知県民とお味噌の絆は侮れない」(岡崎2-2無茶振り)を学びましたね…。普通に観光を楽しんでしまっており、岡崎最終回への気持ちが全然作れませんでした。

ちなみにですがマジで観光に振るならこういう選択肢があるようです。知らなかった…。

16時半過ぎ: 矢作川

現地に来たならどうしても確かめておきたいことがありました。それは、「矢作川って釣りできるのか…?(岡崎2-5無茶振り)」です。実在場所が指定されてるならば行くしかないのです。幸いなことに、矢作川はカクキューのすぐ近くです。社会科見学の中でも「矢作橋という立派な橋がある」という情報があったりしたので、そこそこ有名な雰囲気です。

釣りできそうじゃん矢作川!意外と川底が浅そうなので、そういう意味で萬歳さんは心配していたのかもしれません。

写真でも分かる通りかなり夕暮れが近づいてきていました。日が沈んだら夜が来て最終回が来てしまうと思うともう少し待ってくれたら良いのにと本気で考えてました。

あとこちらは時間を確認した時に偶然取れたもの。もっと日常にミラクルを求めていきたいので(岡崎1-6冒頭)。

17時台: スーパー銭湯ふろ屋へ

前回の旅でも行った場所です。本当は新しい場所を開拓したさもあったのですが、思ったより時間がありませんでした。叶うならカード配布時間帯にNEOPASAに着きたかったというのもあったので(叶いませんでしたが)。

ちなみにこちらは先ほど出てきた歩道橋で発見した赤備えの猛将井伊直政を思わせる勇猛な顔つき(岡崎2-2進路相談)で出てきた井伊直政です。

ちなみにこれは道中見つけた萬歳さんが好きそうな場所。

ふろ屋は岡崎I.C. の近くだったりします。本来はここから高速に乗って車で行くのが正解なんだよなと思いながら、前回同様迷子になりました。平たい建物なのでマジで分かりにくい。周囲も平たい建物ばかりなので余計に難しい。ただ、平たい建物ばかりのおかげで空が広いです。西日が全く遮られないので、一面が夕焼けの色に影響されていくんですよねこのあたり。西日を背にして走るので、橙色の街並みと夕暮れを交互に写真撮っていました。

本当にこんな景色の中を自転車漕いで進んでいました。ここまで遮られない西日って初めてかもしれない。

同じところを何度もぐるぐるまわってふろ屋着。多分この施設を出る頃にはもう真っ暗になっているかもしれないなーなんて思いながら入浴開始。今夜は横になって眠れないだろうからと足伸ばせる風呂でうたた寝したりしてました。危ない。

18時台: 自転車移動開始~奥殿陣屋まで

ルートは上記に設定。奥殿陣屋をわざわざ指定しているのは、前回利用した徒歩ルートにきちんと入りたかったからです。基本的には県道26号線に乗っかってひたすら行きます。距離にして16kmですね。夜道を自転車で行くなんて何年振りかなと思いながら漕ぎだしました。ここで初めて電動機能をオンにしたのですが、上り坂とか非常に楽で驚きました。一応温存しておきたかったのでECOモードで動かしつつひたすら移動。

ちなみにこの写真を撮るために渡りたい信号2回くらい放置して止まってました。馴染みのない道だなと思っていたのですが、途中で過去の名古屋旅行で泊まった場所が出てきたりして、看板の文字を見た瞬間にその辺りの景色が一気に知ってる道に変わったのが不思議でした。

そこまで狭い道ではないという意味では命の危険はなかったのですが、大通りを走る車と並走する形であるせいか、横断中に遠慮なく左折してくる車がそこそこに多く、その辺りが怖かったところです。当たり前ですけど無灯火は死にます。

19時: 山間を走る

だいたい1時間ほどで39号線から分かれる道に入ります。ファミマの少し先くらいです。右側にある分かれ道の横断時ですが、車通りが多い上に道幅が狭いので本当に注意してください。あとその先からがかなり怖いです。交通量が多い上にほとんど車分の幅しかない道がしばらく続きます。落石注意とかいう看板がありますが、正直落石とか言ってる場合ではありません。可能であればですがこの道についてはできれば避けて、39号線に乗ったまま少し遠回りして進んだ方がいいと思います。最終回の前に事故起こしてたまるかの気合いで走っていましたが、二度と同じ思いはしたくないです。

命がけゾーンを超えていくと高速の下に入ります。だいたいこの辺りから空気感が山っぽくなってきます。上はこんなに堂々と高速の看板が見えるのが面白くて撮った写真です。目的地に進んでるんだという実感がありました。高速下をくぐって左に進むとほんの少しだけ登りになっていて、高速の高さと並べます。テンション上がりますね。直後に下がる展開が待っていたけど。

20時前: 若干迷う

車通りがあった時はあった時で怖かったのですが、車の数が減ったら減ったで怖くなりました。あー怖いな、ではなく、割とちゃんとした不安として。灯りは使っている灯火だけで、後はほとんどなし。星を見る余裕もなく、早くペース上げないととばかり思ってました。すれ違う車やバイクに対しても、「もし悪意を持たれて挑まれたら勝てないし助けもないんだな」と。

真っ暗なせいで山の影くらいしか捉えられず、畑や家々は真っ黒の中にあって、走っても走っても景色が見えてこない。行く先に何があるのか、何を通り過ぎたのかも。得体の知れなさは、多分夜の海に似ています。そこに海があるって事しかわからず、どこまでうねってパワーを持っているのか、海の上には何があるのか、全くわからないみたいな。波の音は聴こえるのに、高さも勢いも何もわからないみたいな。真っ暗だと何も分からないし、土地の景色や雰囲気も何1つ知ることができないって思うのも寂しさがありました。街のことがひとつも理解できないんですよ、見えないと。見えないって、本当に怖いんですね。

奥殿陣屋まで辿り着くまで、本当に心細かったです。どれほどの暗さなのか自転車の灯りを消したりしてみたのですが、10秒くらいで耐えられなくなってました。下手に迷子になるより帰った方が安全なんじゃないかと何度も思いましたし、人の声が聞きたいって考えたりしてました。遠くに市街地の明るさが見えた時とか特に。何もよく見えず行き先のは分からない怖さは、道も未来も同じだよなと思いつつ。

(だから後日談なんですが、犬井さんの下記ツイートにはかなり頷いていました)

怖いとか不安とか言いながら、先の見えない下り坂をノンブレーキで下る蛮勇行為をやったりとかして蜘蛛の巣に引っかかったり(NEOPASAついてから気づいた、正面から突っ込んでいたっぽい)風の音に全部をかき消されたりしたりもしてました。真似してはダメです。

20時台: 奥殿陣屋前を通過

奥殿陣屋が見えた時普通に泣きそうになりました。ちゃんと進んでるんだって思いました。以降は前に辿った道だからと信じてひたすら前へ。知っている道じゃなかったら本当に断念していたと思います。それくらい街灯も心もとなかったですし。自分が乗っかっている道路がどこまで伸びているのか分からないって体験はしたことがなかったんだなと思いました。

本当の真っ暗というと、京都の「胎内めぐり」というのが自分の経験の中で最も暗い場所と考えていたのですが、そんなことはありませんでした。私にとって本当の真っ暗は多分この周辺の道路です。

途中趣味写真とか撮ったりしていたのですが、自転車降りた時の心細さだとかも印象的です。ここで適当に自転車の向きを変えられたりしてしまったら進む方向とか簡単に分からなくなりそうだなって思いましたよ。

見た目心霊写真系ですが、この看板が見えた時にどれほど安心したか…。

21時台: NEOPASA岡崎到着

闇の海に浮かぶ浮島のように見える(岡崎小説版)NEOPASA、というか建物の灯りが見えた時普通に「良かった」って叫んでました。やりきった。本当に疲れたけど間に合ったんだと。2度来ることになるとは、しかも一般道から逸般的手法で。前回来た時はなかったパネルを撮ったり、小説版から類推できるラジオブース設営箇所の写真を撮ったりして、カード配布時間を過ぎているということを確かめて、それから「岡崎小鉢食堂」(岡崎1-6自慢コーナー)へ。盛り放題セルフカレーを食べに行きました。

ちなみにですが、500円でやっていると紹介されていましたが10/1から700円(なおトッピング1品付き)に変更になりました。普通の量を普通に盛ってトッピングをつけて、700円払っていただきました。今日って何日だっけ…。

食べてからは席に設置されているコンセントで給電してPCの用意。PCから聞きつつスマホでTwitterという態勢へ。側から見たら完全に不審者です。

22時台: 岡崎最終回

初手から現地でやりづらい拍手の要求があり待ってくれ!ってなりました。あまりにも3人が素敵で外で聞いちゃいけないやつでしたね。ほとんどの感想はTwitterにぶん投げていたのですが、周りに誰もいなかったら普通に「あー」とか「わー」とか言っていたと思います。金魚鉢パフェのくだりとか、予定が合わない日があったってずらせばいいんだと見せてくれたりだとか。二兎さんが背中を押してきたすべてのことが一気に二兎さんの背を押しに来てくれてることだとか。萬歳さんが「変われるってわかったことが嬉しい」と言ってたことに泣きそうになったりとか。あの「嬉しい」って言い方が本当に好きです。自分をちょっとは信じてもいいんだとか、自分を2人と一緒で良いんだっていうのが分かった萬歳さんを見せてくれたりだとか。桜泉さんの大暴走だったりとか。

進路相談コーナーに差し掛かった時は、正直怖くて仕方ありませんでした。二兎さんがどんな答えを出すのか全く分からずに、「3人それぞれ別の進路を行くけど頑張っていこうね」なんて結論になったとしたらどうしようなんて思っていました。でも、二兎さんはそんな不安なんて鮮やかに蹴飛ばしてくれましたね。あの一気に未来が転がりだした瞬間、岡崎は大丈夫なんだって見せてくれたのが嬉しくて嬉しくて。

1番最後の応援エールですが、結構音量大きめに聞いていたので耳がびりびりしました。でも、絶対に音量は下げたくなかったんですよね本当。勢いも何もかも全部ちゃんと受け取りたくて。

それから最後の提供読みと、「バイバイ」の言葉。岡崎が正面切ってお別れをしてくれたのが、本当に本当に最高でした。イヤホン外してからのPASAの空気感が「あの3人のラジオは今ここで終わったんだ」って感じで泣きそうになったりして、頭を抱えたりしてました。とにかく顔が熱かったです。

感想の話は書くと無限に色々話せそうなので後日。

23時台: 徘徊

何したら良いのか分からずブース設置箇所の外を撮ったり、パネルをもう1度撮ったり、夜のPASAを撮ったりしつつ徘徊してました。本当にこの気持ちをどうしたら良いのか分からなかったです。

現地に来て良かったことの1つに、最終回終盤にあった「ブースの外の景色を見て感動するくだり」が絶対に自分には見られない景色なんだなと突きつけられたことがあります。あの3人がどの方向をブースの外だと認識していたのかとか、どれだけ写真を撮ってみても自分には分からないんだっていうのが、そうやって隔ててくれたのが良かった…。3人が通ったかもしれないブースから外への通路だったり、PASAの外の駐車場だったりまでは同じものが観れたのかもしれないけれど、その「ブースの外」だけは絶対に理解することが叶わない、3人だけの景色なんだって分かったのが、とにかく最高でした。

0時台: 就寝準備

感想に関しては書けば書くほどきりがなく冗長になっていく気がしたので、頑張って落ち着いて着替えたり歯を磨いたり就寝準備に入りました。星を撮りに行こうかなという気持ちもあったのですが、無茶はよくないので我慢しました。絶対に夜明けが見たいと思って、「岡崎 夜明け」で検索して出てきた時間前後を起床時間に設定。24時間空いている食堂のすぐ近くの場所に陣取って睡眠の体制を取りました。

5時前: 起床

思った以上に寝てました。時計見てびびった。正直うつらうつらできるくらいかなと思ってました。普通に4時間近く寝れて自分の神経の図太さ。

夜明けを見ながら走りたかったので、調べて出てきた「日の出 5:20」を信じて身支度開始。最後にもう1度パネルの写真を取りました。人がいないこと良いことに、初めてタイマー使ってパネルの横で記念写真を取りました。

5時台: 自転車移動

まず自転車、景気良く結露にやられてて笑いました。

自転車を漕ぎ出してすぐの写真。

涼しいし風は気持ち良いし何より朝焼けが綺麗でした。夜の黒から赤、黄、青が混ざって明るくなる景色は完全にオカジョの3人でしたね。朝焼け、個人的にはそんな時間になるまで眠れなかった証拠みたいな意味合いがあるので、できれば3人にはこの綺麗さを知らないでいて欲しいなと願いつつ、何度も振り返って写真を撮ってました。多分生きてきた中で1番綺麗な朝焼けを見たと思っています。

自転車を漕ぎながらも寂しさや終わってしまったみたいな気持ちは全然なくて、空気も合わせて清々しかったです。岡崎2-6が終わっても、彼女達の生活は続くし、「夢の途中で、夢を疑ってはいけない(岡崎小説版)」って初めから分かっている二兎さんなら、新しく出来た夢に向かって突っ走るわけですからね。二兎さんの「やりたい」は本当に強くて、そのパワーで2人を捕まえて、声を届けてくれてますからね。

基本的に奥殿陣屋に戻る方向でひたすら移動。30分で奥殿陣屋について、そこから先は夜中のうちに心細かった道を辿って戻りました。夜中のうちに見えなかった景色が全部綺麗に見えるんですよ、当たり前のことなのですが。面白かったこと言えば、全然景色が見えなかったくせに、ここ迷子になった場所だなというのは全部覚えていました。答えあわせみたいな感じがあり新鮮でしたし、「見えればちゃんとわかるんだ」と思えたのも良かったです。

なお走ってしばらくして岡崎2-6CM名古屋コーチン食べ損ねたことに気づきました。惜しいことしたなと思ったんですけどCM完全に聞き逃してました。その手前に感動して。

ちなみにこの近辺で出てきた時系列無視のニアミスオカジョ。

基本的に東岡崎駅方向に向かって走りました。夜中に走った「落石注意」周辺の道路についてですが、この時間ならまだマシでした。避けられるなら避けたほうが良いことに変わりはありませんが。

彼女たちの1日が始まるんだよなと思いながら撮ってました。彼女たちの夜明けだし岡崎の夜明けです。清々しくて本当に良かった。

7時台: パン屋へ

岡崎2-6お便りコーナーで出てきた新情報の1つに学校の近所にパン屋があるとのことだったので、オカジョ説がある学校の近くまで走ってから近所のパン屋を検索し、時間的にもちょうどいいパン屋へ移動して朝ごはんを食べました。

私はクリームパンが好きです(岡崎2-3CM)。

7時半: モーニングをいただく

パン食べてモーニング食べてコーヒー飲んで、朝からやり過ぎな気持ちですが仕方ない。モーニングは「亀屋」で頂きました。400円のコーヒーを注文すると食パン半分とスプーン大のご飯とめちゃくちゃ熱い茹で卵がモーニングとしてついてきます。軽減税率とか全く考えていなさそうな値段設定に見受けられたんですけど大丈夫なんでしょうか。

「モーニングの都、愛知だぜ」(岡崎1-2CM)ですからね。

地元の方がフランクに入ってきて、何も頼まずともモーニングが提供されてたりする様子を眺めたりしてました。奥の方に4人がけの席もありましたが、そちらには座らずそこそこで退散。地元の雰囲気の片鱗が味わえたのが良かったですとにかく。

8時台: 東岡崎出発

移動開始2時間でそこそこにお腹を満たしていたら、日は完全に昇りきってました。制服姿の人たちも街を行き交い始めていて、今日も彼女たちの1日が始まるんだなと嬉しくなりました。どんな1日になるんだろうかとか思いつつ、自転車を返して電車移動に切り替え。東岡崎周辺の散策はここまでで、次は御在所へと移動。

改めて、二兎さん、萬歳さん、桜泉さん。元気と勇気をありがとうございました。そしてお疲れ様でした。本当に楽しい日々でした。いつかどこかで、夢の話を聞かせてくれたら嬉しいです。

というわけで私も岡崎編について、575で締めていきたいと思います(岡崎2-6無茶振り)。といっても、まだ岡崎の話出てきますけど。

君よ行け

時の流れも

追い風にして

(字余り)

御在所編

9時台:

とりあえず上記のノリで移動し、景気良く名古屋の乗り換えに迷いました。近鉄線は3つホームが分かれているのですが、その違いを理解するまでに時間が掛かりました。各駅、準急、急行で分かれているって手前の柱を見ればすぐわかるはずなのですが、完全に見落とし。

近鉄線の車内に三重県の広告がちらちらあったりして、やっぱり近いんだって思いました。あと、木曽川はでかい。マジで。なんだこの川。

正直なところ眠さでうつらうつらしていて、そこまで車窓を見たりはできませんでした。30分程電車に揺られて、近鉄冨田着。ちなみにIC移動している場合は、一旦ここで改札を出る必要があるようです。それから三岐線(さんぎせん)の山城(やまじょう)までの切符を購入します。固い紙の切符です。

微妙に本数が少ないから気をつけてと事前に情報を得ていたので覚悟はしていたのですが、そこまでやばくはなく安心しました。ちょうどいい感じに乗り換えが出来たので、さっと移動開始。ちなみにこの三岐線ですが、一部区間は特定日に1台自転車を持ち込んで移動できる制度があるようです。うまいこと調べて使うと観光が楽になる可能性があります。

10時台: 山城駅到着、徒歩開始

移動開始数分で、冗談抜きで徒歩想定されてないという事実にぶち当たり笑ってしまいました。というか多分岡崎よりも道としては危険なのでは…?岡崎はバスで危険なところを通過してしまえば、長くて起伏がありますが少なくとも徒歩スペースは確保されており、車通りもそこまでではありません。御在所の徒歩ルートは完璧に車道。車通りは多いし通る車もいちいち大きいし。

奥殿陣屋からNEOPASA岡崎までは畑って感じでしたが、御在所の方は若干民家感が強めな気がします。ちなみに横にはゴルフ場があるっぽいです。歩いているとどこからか金木犀の香りがしてきて、秋を感じました。

歩きながら考えていたことですが、自分が岡崎に感じていた「怖い」とか「心細い」というのと御在所で感じている「身の危険」って別物なんですよね。見えるものは知れるし危険は具体的だし、見えないものは分からない。見える・知れるがあるからカグラヤはここに設定されたのかもしれないなと、絶対に違うが。

11時前: EXPASA御在所到着

後半分くらいかなと思っていたら付きました。こんなに近くていいんですかPASAって!

EXPASA御在所は一般道の真横に駐車場があるんですよね。立地的な関係もあるのかもしれませんが、一般道の休憩場としてもしっかり想定されているというところから違いが出ていて面白いです。だから、EXなんてついてるんですかね。外・交差的な意味合いで。なんというか、敷居の低い憩の場って感じで良いです。壁のような入り口を抜けると、NEOPASA岡崎と似た明るさが迎えてくれました。

「三重と愛知って、近いようで結構遠いけど、同じガルラジをやってるからかな。どうしても繋がってる感じがするんだよね(岡崎2-5クイズ)」というのは神楽さんの言葉です。移動計画を立てていた時にこの言葉が流れてきて「本当に行けるのか?」と心配になったりしていたのですが、全然余裕でした。やっぱり「案外繋がってる」んですよね。いや車で行けばもっと早いんだと思いますが。多分ヘリは要らないよ。

時期が時期ですので赤福氷(御在所2-4CM及びクイズ)は流石に無くなってました。食べたかった…。あと高速乗って遊びに行かなくてごめんなさい…。

赤福では毎月1日に限定の餅「朔日餅」を売る習慣があったりします。大概これは予約が必要だったりなのですが、運のいいことに30分ほど並べば予約なしで食べることができるということを知り、赤福茶屋を出た瞬間Uターンする形で列に加わることに。食べてばかり。時期的なこともあるのかはわかりませんが、並んでいる列にいるのは地元の人が多い印象でした。一般道隣接型というのもあるのか、どこかちょっとテーマパークみたいな盛り上がりがあるなと列を待ちながらぼんやり思っていました。後イートインスペースを眺めつつ、ここで夜を明かすのは難しそうだななどと。

もちろん朔日餅の直後にぐるぐるソーセージを食べて徳若さんの気持ちになりました。本当に食べすぎ。ぐるぐるソーセージは食べる時に気をつけないといい感じにばらけていきますので注意。

あとはほぼ等身大パネルを探して右往左往し、それから出発。青空の中を歩きながら、こんな天気の中を30分以上歩くなんて、目的地がここじゃなければ絶対にやらないことだよなと考えてました。今年は多分すごく外にでて、旅行をして、無茶をしているなと。私もきっと、いつもよりちょっとだけ日焼けをした夏になったのかもしれません。

山城駅に戻ってからは、カメラで遊んだりしつつ近鉄冨田行きの電車待ち。けたたましくなる電車到着のベルが印象的でした。あとは風がすごく気持ちが良かったです。食べてばかりの滞在でした。近鉄冨田へと戻り、今度は近鉄四日市へ。

14時半: 近鉄四日市発

15時半到着は正直想定外でした。結構迷ったのですがここまできたなら行かなきゃダメだと思って強行することに。

特急内で荷物整理をしつつ、やっぱり割とうとうとしてしまいました。あとこの辺りで目的地である伊勢神宮は10月から17時閉館だと知りました。

ちなみにですがこのルートを正直に取らずに桑名の方へ行くと三岐鉄道北勢線というのがあるらしいです。桑名は饅頭餅街道に通じる場所でもあったような気がするので、時間が許す人にはオススメかもしれません。違ってたらごめんなさい。

15時半: 伊勢市到着

特急ですがいちいち到着チャイムが可愛げがあります。数回無視していると伊勢神宮にもっとも近い伊勢市駅に到着します。

到着から正面に歩いて行くと、お伊勢参り観光客を狙ったら店が軒を連ねています。伊勢神宮の閉まる時間に合わせてこちらも閉まるようなので注意が必要です。

伊勢神宮は内宮外宮と分かれているらしく、内宮の方はバスで行くようになっています。こちらについてはバスで行っても見て回る時間もそんなに取れないだろうなと判断し外宮だけを見ることに。観光案内を見てみるとこの駅周辺だけでも色々見るものがあるようで、どう考えても旅行日程のうちの数時間を割り当てて訪れる場所じゃないみたいです。もう少しがっつり時間を取るべき。

ビールが売って居たのは正直完全に想定外。残りの旅行日程を考えて、そこまで無茶なことはないなと判断して飲んでしまいました。

これは外宮最初の鳥居。

写真をばしばし取るべき場所じゃない雰囲気だったので、なんとなくメモ片手にふらふら散策。絵馬を買って願い事書いて飾りたいなというのがあり、そういうものが売ってる場所どこだろうと思ったら意外とすぐに見つかりました。

絵馬ももちろんあったので注文したところ「この絵馬は持ち帰り用ですが良いですか」と言われました。世の中持ち帰り用の絵馬と書いて帰る用の絵馬という区分があることを初めて知りました。一瞬増税対策ジョークなのかもとか考えてしまったのは反省点。

注文した勢いで持ち帰り用を買ってしまったのですが、書いて飾りたい絵馬を探していた身としては「これ買ってどうするんだ…」みたいになりました。外宮に絵馬を置いていく場所はないらしく、他の神社に置いていくという邪道手法もあったのですが、歩きながら「書きたかったのは願い事というより目標だからまあ良いや」という結論に。置いて帰るような願い事も無かったので。「3人への応援になるような日々を送る」みたいなことを書きたかっただけ。

静かな空気の中を他の観光客の方々の様子を眺めてつつ歩いていたのですが、微妙に私と他の観光客とで伊勢神宮への態度が違うことに気づいて驚きました。橋や鳥居のひとつひとつにお辞儀をしてから潜ったり、真剣な表情だったり、深々と頭を下げてたり。そういうのを眺めるたびに「貴方は神様を信じますか?」と問われているように思えて、興味本位で来た自分がものすごく場違いみたいでした。

ここに来るのは神様を信じてる人なんだという当たり前のことが抜け落ちてることにそのタイミングで気付いて、「何しに来たんだ」という気持ちにもなりました。少なくともここにいる観光客の人は「神様を信じてる」or「神様を信じているように振る舞える人」なのに、自分はどっちも当てはまらないし当てはまろうという努力もポーズもしないんだなと。

17時台: 神様について語り始める

散策を終えたあとは、何故か酒を追加しました。やっぱり屋外で飲みながら、酒の勢いもあり虚空に向かって喋るやつをやり、しかも時間感覚が全くなかったせいで途中でぶつ切りになるとかいう謎ラジオごっこをしました。

旅先でそんなことやるの勿体ないのではとも思ったのですが、写真を取る感覚で音声情報を残しておくのもありかなと開き直りました。

本当に伊勢神宮見て思ったことを正直に言っていたと思います。伊勢神宮外宮の印象と「可愛くない」話。絵馬と神様の話。「神様を信じますか」について。

「神様を信じてしまうと人が亡くなったことを肯定しなきゃいけなくなるみたいなアレがあるせいで神様を信じたくないけど折り合いはつけたい」「幸せになって欲しい人たちは私が願おうが何しようが皆勝手に幸せになれる人達ばかりなので神様を信じる必要があまりない」「願う必要がないなら信じる必要ないじゃんで終わらせたくはない」みたいな話をしていました。

一応この先に続けるつもりがあったのは「振り返ればそこそこに人間関係については運のいい人生を送っている」「運の良さって神様の領分なんだっけ」「自分の力で勝手に幸せになれない人が幸せになって欲しい人たちの中に出てきた時に、亡くなった人を肯定するリスクを負って神様を信じることにすればいいや」に落ち着く予定でした。

なお冗談抜きですべて伊勢神宮外宮内で考えていたことです。本当に参る気あったのか。

「ラジオで繋がれるのが楽しい」が分かったかというのは微妙です。たかだか1回だけで、しかもガワを真似していただけですから分かるはずもありませんが。

ただ個人的に面白かったことが2点あって、1つ目は信号の音だったりカラスとか車の音だったりとか、砂利の音だとかが全部綺麗に残ったところです。喋っていた時に聞こえた音たちが綺麗にそのまま入っていて、「もしかして自分が聞いていた彼女たちのラジオは、彼女たちが実際に収録時に自分の耳で拾えるものと同じものが入ってきているのかもしれないんだよな」って思うきっかけになりました。実際は萬歳さんによるマイク調整とかが入っているので、バランスは異なっていると思うのですが。

もう1点は「五時の鐘」だったりぶつ切りになったりした部分です。これらは当然ながら偶然なのですが、撮らなければ残らなかった偶然ですし、想定外の事象が面白さになる「生っぽさ」を自分でも得られるんだなっていうのが分かって感動しました。ガルラジ でもよく言われているアドリブや噛みによる偶然の事象が挟まれて面白さになるみたいなアレです。後から聴きながら、「とりあえず言ってみそ」「言ってはっちょうみそ」「うん、言ってみるみそ…ちーちゃん笑ったでしょ」(岡崎2-4お便り)みたいな、「徳ちゃんはど思う?」「どう思う!?」(御在所2-4クイズ)みたいな、アドリブ(彼女たちにとってのアドリブ、あるいは演者さんたちにとってのアドリブ、どこまでがどちらなのか、すべて計算ずくなのかわかりませんが)による偶然の事象みたいなのって、やっぱり撮ってみたり外に出てみたり人と関わってみたりとかして生まれてくるものなのかもしれないな、なんて。

賽子転がして出た目の事を偶然って呼ぶわけで、その偶然の中で面白いことに出会いたいのなら、自分で行動して6面賽子を12面に変えていくような、そういう「偶然の振れ幅」を上げていかないといけなかったりそもそも賽子転がす試行回数を増やしたりするのが大事っぽいのかもしれません。神様の話どこに行った。

18時台: 特急乗車

行きたかったNEOPASA、EXPASA、伊勢神宮をクリアしたのでここからは帰宅一直線です。新幹線は自由席で取っていたのですが名古屋発にしてしまっていたのでとりあえずそこまで特急を使って戻ることに。津なら新幹線乗れるので、行きの時点で往復新幹線取らなきゃ良かったと後悔しつつ移動。車窓から見える三日月と、紫っぽい空模様が綺麗でした。

名古屋まで戻ってからは土産の購入。どんな時間でもお土産を買える名古屋駅に感謝。

19時台: 新幹線乗車

名古屋発で移動開始。

ちなみにこのセクションの文は新幹線の中で打っています。岡崎を聞くためのPCとして持ち出して、携帯充電も担ってもらっています。長い付き合いのPCなのですが、こいつを連れ出して旅に出れたのも地味に嬉しいところです。

正直なところもっとくたくたでへばって帰るんだろうと思っていたのですがそうでもない感じです。思った以上に気分が晴れてて、凄く驚いています。意外と自由席が混んでいて座れるか不安だったんですけど、その辺りは何とかなりました。車窓は岡崎の夜のように真っ暗です。多分歩いたらすごく怖いだろうなと、明るい車内から考えています。

番組は終わりましたが、やっぱり寂しさは無いんですよね。二兎さんがあんなに寂しがってくれて、そんな二兎さんには2人が付いていて。「ありがとう、いつも私の事応援してくれて」って二兎さんが2人に言うところが本当に好きです。彼女達はNEOPASA岡崎を通過点にして、また先に行くんですよね。そういう続きがあるから、終わりじゃないって思えるから。私が励まされたことが彼女の応援になるのなら、ちゃんと胸張って生きていかなきゃいかないよなって、そういうことを思わせてくれる最終回でした。先陣を切ってゴールを切って、「また皆で集まればいいんだよ!」とどのチームにも安心して最終回を迎える下地を一瞬で作り上げてしまった二兎さん。自分も友達も他のチームもリスナーも全部一瞬で救ってしまっていて本当に格好いいです。やっぱり私は彼女の事をヒーローって呼びたい。それが無責任で一方的な祈りであっても。

日々は続くし終わりは必ずやってくる。それでも夢と約束が別れを繋ぎとめてくれるんだよなって思わせてくれる。会おうと思えばいつでも会えるではなくて、一緒に未来に行けばお別れしなくたっていいんだよなと。そういう回でしたと改めて。

不思議なくらい前向きに帰路についていて、気持ち悪ささえあります。早く私自身の現実に帰っていきたいみたいな。そうしないと、あの3人に恥じない人生を始められないなって思うので。実際そこまで気負う必要なんてないとは思うんですけどね。二兎さんだって「早くこいこい夏休み!」と言いながら何だかんだゴロゴロしていますし(岡崎2-2冒頭)。 

後日譚

総移動距離のこと

岡崎編自転車: 24.4km(1日目) + 16.0km(2日目)

御在所編徒歩: 2.5km x 2(EXPASA) + 850m x2(伊勢神宮)

ちなみに名古屋と伊勢神宮の距離感はこんな感じです。冷静に見返したら頭痛くなりました。

お土産の話

土産に赤福となが餅(岡崎2-5クイズ)を買って行きました。赤福が美味しいのは赤福茶屋でわかっていたのですが、個人的にはなが餅に驚きました。香ばしいんですよあれ。ついつい食べ過ぎてしまうのもわかるよ徳若さん。

それからのこと

あいも変わらず怠惰に食って寝る日々ではあります。それなりの歳になり、目指したいほどの夢もないのですが、自分の人生があの3人を応援することに繋がってるかもしれないんだよなと思うと若干ですが前向きな選択が増えました。ちゃんとした食事取ろうかなとかそんなレベルですが。夢はもうないけれど、夢に向けて頑張る人を応援する気持ちというものでも日々をやっていくことができるんだなというのは結構発見でした。あと翌日の労働が本当にしんどかった…。

総括

無茶な旅行計画はやめましょう。今度は冬のNEOPASAが見たいです。

生活試行:

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