NEOPASA岡崎にバスと徒歩で挑む(0泊2日岡崎旅行記)

「車もない、レンタカー借りる選択肢もない、タクシーぶっ飛ばすお金もない、それでもガルラジチーム岡崎活動拠点NEOPASA岡崎に行きたいんだ」の気持ちで旅行をしてきました。あくまで一例であること、記録であること、何らかのルートを推奨する意図は全くないことを念頭に置いた上で楽しんでいただけると幸いです。

(なんでそんな前置きしてるのかというと「徒歩でNEOPASA侵入を禁止する文言は確認できなかった+歩道として歩ける部分は十分に確保されていたけどそれでも想定はしているのかな…?」というのが気になったのと、単に暑くて大変だったみたいなのがあるからです)

移動手段確保:

夜行バスは「さくら観光」というのを利用しました。ところどころ微妙に不親切なWebサイト設計しているけど安いのでオッケーです。往復1万円くらいでした。ちなみに確保したのは前々日くらい。

0時過ぎ: 新宿発

荷物は可能な限り軽くして、歩き慣れているスニーカーを履いて移動開始。利用した夜行バスはWi-Fi利用可能車両なのでガルラジ1stのアーカイブ全部聞いて旅行計画立てようと思ってたんですけどWi-Fiが全く繋がらず失敗。Wi-Fiは諦めて通信量に負担かかるかなーと思いつつモバイル回線で3回分くらいまでチェックしてました。事前にラジオで紹介されていた部分を洗い出しておけば良かったとちょっと後悔したりしました。可能なら事前にダウンロードして持ち出したいんですけどね、理想は…出ないですかねCDとか…。

あとは早々にコンセントからUSBで給電するためのアダプタを忘れていることに気づき焦りました。休憩タイミングで立ち寄ったSAで購入したのでことなきを得ましたが。

6時前: 東岡崎駅到着

4列シート隣同士にカーテン仕切りなしの夜行バス5h移動を終えて、名鉄東岡崎駅に到着。当たり前ですが早朝なので人気はなし、モーニングも早朝すぎるからか全く食べられそうな気配もなかったので駅内ファミマで軽く朝食と日焼け止めの確保をしました。

バス停留所で今回NEOPASAに一番近いかなと踏んでいた「桑原」というバス停を確認。同じ駅に観光案内所があるので「NEOPASA岡崎に一番近いバス停は?」とか尋ねようかと思ったら当然ながらまだ開いてませんでした。

桑名方面に止まるバスがいい時間にある上、朝の方がまだ気温が低くて行動しやすいかもとなったので、6時台のバスに乗ってNEOPASAに移動することに。

時間調整で駅周辺歩いたりしたのですが、セミの声がすごかったです。視界の両端に雑木林っぽいものがあって、そこからのサラウンドセミ音でした。

もしかしたらお世話になるかもと撮っておいたタクシー一覧。

7時台: 桑原到着

車窓を見ながら「チーム岡崎も収録するときはこういう下道ルートからNEOPASA行ったんだろうか…それとも毎回高速乗っていたんだろうか…」みたいなことを考えていたら桑原に着きました。どんどん山っぽい景色になっていくので「もしかして割と涼しいのでは」とか考えておりたら途端空気がぬるくてやばいなーになりました。

ここから天下のGoogleMapに頼ってルートを確認。当たり前なんですけど「NEOPASA岡崎 アクセス」とか「NEOPASA岡崎 徒歩」で検索してもまともな情報でてこないんですよね。そりゃPAとかSAって目的地じゃなくて通過点ですもんね…。

上記ルートをとりました。桑原で降りて振り返った先にある左側の道をひたすらに歩く感じです。桑原は2つのルートが通ってるバス停なので、それなりバスの本数はあるようでした。

桑原バス停、2つあるのでそこは注意。

ちなみにですが、今回取るルートにおいては「奥殿陣屋」というバス停で下車した方が移動距離が若干短くなります。すぐそばに同名の観光施設があるので、そちらから移動開始した方が色々と便利かもしれません。

ちなみに奥殿陣屋にある自販機が、目的地到着までの最後の自販機になります。

あとはひたすらこういう道を行きます。日陰がほとんどないため、直射日光をガンガンにくらいます。行きは(時期などの向きもありますが)太陽に向かって歩くことになるので、昼過ぎとかの出発は本当に避けた方がいいです。

山もあり、畑もありで景色はとてもいいです。道幅も広く、起伏もそこまでないので夏とかでなければかなりいい運動になるなという感じです。

残り2.2kmくらいまでになると高速が見えてきてテンションが上がります。上がりますが、このあと同じ高さまで上がることに気づいてげんなりしました。

この看板が見えたら、次の道で左折します。

ここからはこういう感じで上り坂です。歩道も段差で作られているものではなく、線で区切られた形になります。道なりにひたすら登りますがここが本当に辛かった…。

途中(確か高速の真下あたり)に左手に曲がる道が出てきますが、ナビに従い無視して直進します。そちら側に行った先に何があるのかは不明。

上り坂なので全く先が見えず、結構心が折れました。せめて屋根でも見せてくれとか祈っていたのですが、NEOPASA建物に高さないので…。

そんなこんなでひたすら歩いて1hで、無事に到着しました。

9時前: NEOPASA岡崎到着

まず休憩。水分補給。汗拭きシート。

それからガルラジのオリジナルカードを探しに行きました。案内センター的なところにカードもアクリルキャラもなかったので、NEOPASA岡崎上り方面から入ってすぐにあるポスターの写真を見せて「これのカードって…」みたいに恐る恐る聞いたら出してもらえました。なかったら聞くのが吉です。

そのあとはクタクタだったのでまず何よりもちゃんとした朝食を食べようになり、名古屋コーチンを使った卵かけご飯が食べられる店に飛び込みました。午前11時までの限定メニューと宣伝していたので、せっかく早く来たしの気持ちが働きました。卵一個に対して米が若干多いですが唐揚げ付きなので問題なし、美味しい。

それから施設内散策。二兎春花さんが可愛いと連呼していたみちまるくん(岡崎1st第2回出だし)は、屋上デッキに大きく鎮座してました。まるっとしてて結構かわいい。二兎さん絶対ここで写真撮ってるよなって気持ちになります。あとオカザえもんも割とすぐ見つかります。見た瞬間、「”ダメ、あれは私ダメ、無理”のやつだ!(岡崎1st第3回出だし)」になりました。

お土産類の種類は本当に多いです。生ういろとか売っていて買いたかったのですが、帰りも炎天下に晒されることを考えると手が出せませんでした。車移動の人向けの施設だからなのか、土産のラインナップは輸送の難易度が高いものもバンバン売ってる印象。

当然ですがあの「プレみや」もありました(岡崎2nd第1回CM)。味噌チーズケーキもすぐに見つけられる位置にあります。常温可っぽかったのですが、高温可ではなさそうだなと判断して小さいカップケーキバージョンを買いました(後日食べましたが一応品質劣化みたいなのもありませんでした)。

「パンのとら」というパン屋(岡崎1st第4回自慢コーナー)では、ちょうど食パンの焼き上がりにかちあったらしく行列ができてました。せっかく焼き上がりに出くわしたのになにも食べてないのはもったいないよなと思い、「小倉バタークリームサンド」を購入して食べました。「小倉」と「バタークリーム」と想像してたんですけど「小倉」と「バター」と「クリーム」で構成されており、バターが6mmくらいで切ったやつそのまま載せられてて久々にバターの塊をかじる体験をしました。パンもしっとりで美味しかったです。

あとはガルラジでも紹介されていた「八丁味噌ソフト」も(岡崎1st第3回自慢コーナー、岡崎2ndキービジュアル)。見た目は若干えげついけど美味しいです。ちゃんと味噌の味します。ちゃんと甘いし容赦無くしょっぱい。焦ってさっさと食べると味覚がバグり出すので水とかあるといいかもしれないです。

10時半過ぎ: NEOPASA岡崎発

1時間半のんびり店を回って、再度ペットボトルを購入したりして徒歩移動開始。帰りも和の情感溢れる側から出て、元来た道をひたすら歩きました。どっち方面から出ればいいんだっけと迷いそうになりましたが上下線で出口形状が違うのでなんとかなりました。さすが上下一体型SAの欠点である「私の車どこだっけ、もーゆきののバカバカバカー」が発生しない工夫たっぷりのNEOPASA岡崎(岡崎1st第2回藤田さん)。

太陽を背にして歩く形になったので顔面直射日光照射にはならなかったのですが、それでも暑い。ただでさえ少ない日陰が太陽の高度が上がって余計になくなるなくなる…。意識的に水を飲んで発汗量確かめて時折立ち止まって休憩を繰り返してました。汗拭きシートで冷感欲しかったんですけどそれはそれで無理やり表面冷ましているだけでかえって危険そうな気配がしたので我慢。

時間記録の為にちょこちょこ移動中にツイートしていたりしていたのですが、この時間帯は移動開始とバス停到着タイミングで呟いてるのみでした。気力の削がれ具合が顕著。

11時半前: 奥殿陣屋前到着

奥殿陣屋は入場料無料で、すこしカフェっぽい飲食場所があるので休憩がてら飛び込みました。とても混んでて食べ物飲み物にありつける気配ではなかったのですが、へとへとになった身としては屋内ってだけで神。エアコン効いてる感じは全くなかったけど。本当はもう少し敷地内を見て回りたかったのですが、足を使って見て回る感じだったので諦めることに。

しばらく涼んでから奥殿陣屋発東岡崎駅経由岡崎駅行きのバスを捕まえました。ここから30分くらいの記憶はありません。寝てました。前方座席に思い切り頭ぶつけて痛かったことだけはぼんやり覚えてます。

12時前: 再び東岡崎駅到着

到着後はとりあえずお風呂に入りたかったので、Twitterで近場の銭湯の場所を聞いてそこに移動しました。「スーパー銭湯 ふろ屋」という場所です。こちらも徒歩片道30分はあるのですが、「数駅移動してからの風呂と歩いて行く風呂やも合計所要時間変わらなさそうだし」というのと「東岡崎駅で花火大会があるっぽいのでできるだけ夜までこの駅で過ごしたい」があったのでひたすら歩くことに決めました。午前時点で2h歩いてるのでもう誤差範囲みたいな感じです。こちらも大通りをひたすら行く形でしたが日陰なし。

君波はいいぞ。

わりと一本道なんですけど最後の最後で謎の小道に案内されて迷子になりました。

12時前: スーパー銭湯ふろ屋着

タオルは持参してたので550円入浴料のみで入れました。人も少なかったのでのんびり水風呂入って日焼けがこれ以上進行しないように祈ったり、ジェットバスでうっかり寝てたりしてました(危険)。

14時: スーパー銭湯ふろ屋発、東岡崎駅移動

さすがに風呂に入ると暑さもリセットされるのか、気温自体は変化してないのにかなり涼しい気持ちで駅へ移動できました。途中ファミマで水分購入。3本目の500mlペットボトル。

そのまま駅を越えて岡崎城に移動しようかなーと思っていたのですが、駅が見えてきたあたりで急に「そういえば二兎さんまぜめんって言ってたな(岡崎1st第3回自慢コーナー)…あれ岡崎名物なのかな…」というのを思い出し、ググって駅周辺でまぜめん食べられる場所へと目的地を変えました。

15時: フジヤマ55でまぜめん

まぜそばじゃなくてまぜめんです。

駅すぐそばです。ちょうどピーク過ぎだったので数分待てば座れるくらいでした。並盛り大盛りが選べたりご飯が追加できたり卵が無料サービスだったりとがっつり食べられる店っぽかったのですが移動できなくなると困るので並盛りだけで我慢しました。ちなみにまぜめんは暖かいのと冷たいのが選べます。

まぜめんは「岡崎まぜめんプロジェクト」なるものがある感じのご当地グルメだそうです。八丁味噌を使用がまぜめんの定義にあるようで、今回のお店でも味噌感はがっつり出てました。まぜそば味噌味系ですが、そんなに重たくはなく美味しかったです。冷たいのを選んでも脂が固まったりみたいなこともありませんでした。

15時半: 岡崎城移動

花火大会の場所取りの賑わいを眺めつつ、岡崎城へ。正確に時間は図っていませんが、駅から10分くらいの距離でした。ちょうどエヴァと日本刀展が開催されていたので通常入場料+200円を払って見学してきました。エヴァ全然詳しくないんですけど「こういうモチーフをイメージしたくてこういう処理を施した」みたいな説明とともに刀が展示されていたのでかなり見応えがありました。日本刀や薙刀、太刀などの武器の重さを体感してみるコーナーや同じサイズのレプリカ手にとってみようみたいなコーナーがあり、1人で手にとって盛り上がったりしてました。後は一階にある関ヶ原の戦い説明コーナーのギミックが面白かったです。あれはアナログとデジタルの融合感がありました。

岡崎城天守閣にも上りました。周辺に高さのある建物が少ないので見通しはとても良さげです。上からも花火大会の場所取りが見えてワクワクしました。

本当はキービジュアルと合わせたかったんですけど場所がわからなかったの写真。ちなみに17時閉館なのでそこは注意。

磁石式着せ替えオカザえもんコーナー。閉館間際に見にいったら兜で目隠しされてました。頑張れ。

17時過ぎ: 花火大会待機

19時から花火大会と知り、ちょっとだけなら見れるかなと判断してぼんやり場所取りしつつビールを飲んでました。1人旅はこういう行き当たりばったりが許されるので楽しい。出店の賑わいだったり何事かとおもうほどの爆竹音だったりに圧倒されつつ1h半くらい待機。15分くらいしか居られなかったのですが、大変きれいでした。アナウンス的なのは一切なしでひたすら打ち続ける感じが派手でよかったです。絶対これチーム岡崎3人で毎年見てるんだろうなーみたいな気持ちに。

ちなみにですがかなり見れる範囲が広いっぽいので、下手に打ち上げ会場近いところで陣取らない方が良い感じでした。

19時半: 東岡崎駅発名古屋駅行き

花火を車窓から眺めつつ特急名古屋行きに乗車。車内でも花火の破裂音が聞こえてエモかったです。何がエモいのかは謎です。

20時: 名古屋駅

2つあるキヨスクに戸惑い、出口を3回間違え、行きたかったタルトの店はトラブって間に合わず…みたいなことをやりつつ無事土産を買い、施設内のパン屋で休憩しました。土産屋は遅くまで開いてるっぽかったので、もう少し花火に時間を振ってもよかったかもという感じです。パン屋では八丁味噌が入ったおしゃれパンを夕食がわりに食べました。正直疲れすぎて美味しかったことしか覚えてない。以降は22時半発の夜行バスを待って帰路に着きました。スマホの充電やら荷物の確認やら最低限のことをしてから寝る体制に入ったのですが、目が覚めたら新宿だったので驚きました。マジで一度も目を覚まさなかったっぽく…。

総括:

0泊2日で聖地NEOPASAできるぞ!車がなくても諦めるな!と書きたいところですがこの時期に1h炎天下は命の危機もあるので本当にオススメできません。レンタカー借りたりタクシー使ったりして、良さげなお土産買い込んで…が多分ベストです。それでも行きたいという方は、太陽が上りきる前にさくっと移動するのが良いかと思われます。後は十分な水分と睡眠。当たり前ですけど無茶しない気持ちが大事。

生活試行:

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