ガルラジ各キャラクターのBUMPイメージソング集

発端

上記記事に対戦を申し込みたくなったので、こっちはBUMP OF CHICKENで攻めていきたいと思います。BUMPにした理由については自分が好きであること、曲が多いこと、自分の観測範囲で有名なこと、です。

ガルラジリスナー多分BUMPの話通じる感がありそうなので絶対突っ込んでもらうぞの気持ちで書いていきます。なお横着して視聴リンク等はつけませんでした。Apple Musicとかなら確かどれもこれも聴けると思いますので是非。

チーム岡崎

二兎さん/Stage of the ground

「jupiter」収録、2002年。しっかり地面を踏みしめつつも前へと進んでいく、絶妙なテンポ感による応援ソングです。ライブの始まりで使われてたことも過去あり、そういう始まり感が「二兎さんだ!」ってなりました。ガルラジのアイコンだったり象徴的な始まりだったり、チーム岡崎の始まりだったり。ライブ、ドラムループさせてる中で、ボーカルの人がギターを高く掲げて、歓声受けて始まるんですよ。今は多分演出変わってそうですけど。

「迷った日も間違った日もライトは君を照らしていたんだ」とか「叫んでやれ絞った声でここまで来たんだよって胸張って」とか頑張る誰かを応援したい彼女にぴったりなんですよね。

ちなみに「プレゼント」とも迷ったんですよね。でもなんか始まりって感じを推したいので上記の曲です。あと「ダンテライオン」とかも入りかけました、可愛いので。

萬歳さん/話がしたいよ

「aurora arc」収録、2019年最新アルバム。正直aurora arc全体がオカジョソングなんですけど(見つけた方本当に天才)。aurora arcは全体的に違う道を行くみたいなのが根底に流れている感じがするんですけど、そのテーマが完全にオカジョの今と重なってしまうんですよね。

「ボイジャーは太陽系外に飛び出した今も」からいきなり萬歳さんらしいんです。きっといつか二人に語った蘊蓄で、でもきっと二人は覚えていないんだろうなみたいなことまでしっかり想像できてしまうくらいこの曲と萬歳さんの相性が良すぎる。ここ最近はずっとこの曲を聴きながら「本当二人から愛されてることに気づいて欲しいな萬歳さん」とか考えてるので結構やばそうな感じがします。

今ある日常は終わってしまう、時は経つし過去になるし人は変わるし。そういう機微を拾い上げるのが上手すぎるよなBUMPって感じなんですけど、そういう歌詞によって多分思春期に自分が抱いていたものが揺り起こされて、今萬歳さんが抱えていそうなものなんじゃないかなって気にさせるんですよねこの曲。語り口の優しさが余計にえぐってきますね。

萬歳さん他にはと思うと結構きりがないんですけど、この曲紹介しようみたいなのは最初から揺るぎなく決まってました。というかこれがあったからこの記事書いてる向きもある。

桜泉さん/友達の唄

「RAY」収録、ドラえもんの映画主題歌だった曲ですね。サビを聴いたことをある人はそこそこ多いのではという感じです。桜泉さんはロックでアップテンポというより、静かなバラードよりの曲が向いてる気がするみたいな部分でもこの曲になりました。ちなみにこの曲、決して厚くはない伴奏から始まるけどいつのまにか豪華になってることに最後のサビ手前くらいで気づく構成が不思議で楽しかったりします。

タイトルど真ん中に「友達」を語る曲なんですが、歌詞が桜泉さんだ…になります。大事な二人の友達のことをそっと想う感じが完璧に合ってると思ってます。「そうかあなたはこんなに側にどんな暗闇だろうと飛んでいける」とか桜泉さんから二兎さんの評価っぽくて泣く。

歌詞、曲解要約を掛けると「あなたの思い出の中の私は笑顔であってほしい、笑顔の私を覚えていてほしい」みたいな感じなんですけど先日の2-3で桜泉さんが落とした大爆弾名言が重なるじゃないですか。

ちょっと「arrows」と迷ったりしました、あの可愛げのあるメロディと柔らかい歌詞、そして最後の怒涛の展開が似てるよな感が。

チーム富士川

年魚市さん/オンリーロンリーグローリー

「ユグドラシル」収録、2004年。自分の周囲で人気の高い疾走感がっつりのロックです。Bメロから息継ぎ無しに入るサビがめちゃくちゃに格好いい曲です。人気の高さも分かる。個人的にこの曲は二兎さんの項で紹介した曲と対のイメージがあるので、「じゃあ年魚市さんこれしかないな、二人はライバルなので(あと夢の恩人という関係もあるし)」になりました。どちらも「前を向く」系の曲なんですが、二兎さんの方で紹介したのは「誰かを応援する」もので、こちらは「自分を奮い立たせる」ものっぽさがあります。孤独でも夢に向かってやっていくぞって感じが年魚市さんそのまんまですね。もうロンリーじゃないんですけど。三人で目指すんですよグローリー。

「この歩みよりももっと速く飛び続ける光ならば オンリーグローリー それこそが狙うトロフィー」「笑われることなく 恨まれることなく輝く命などない」が、ストイックな彼女のイメージと合致しますね。後は歌詞の中で時々挟まれるポエムっぽさも含めて。

割と迷わず決まったりしました。彼女才悩人応援歌とか聞かなそうだな〜みたいに考える余裕までありました。乗車券も聞かさなそう。

白糸さん/ひとりごと

「orbital period」収録、2007年。BUMP史上最も入りのスネアのタイミングが分からない曲です。いつも一回分ズレる。「本当に優しい人とは」を本当に一人でぐるぐる考える曲です。曲中でも考えすぎって言われたりするんですけどこういう気を回し過ぎる感じが白糸さんっぽさがあるな…で選びました。優柔不断さや、2-2における二人とラジオを想っての暴発だったり。

本当に真面目に歌詞を受け取って悩んで、年魚市さんから「本当に白糸さんは変な方向に考え過ぎですね」って言われて欲しいですね。この曲、「君が笑ってくれるから僕も笑える」の一節が散々悩んでる中でふっと湧くんですけど、白糸さんやりそうじゃないですか。散々ぐるぐるするけれど、結局二人と一緒にいれば解決できてしまうんだなとかそういうアレです。

金明さん/ホリデイ

シングルB面収録だったはず。アルバムなら「present from you」収録、必携の一枚ですよね。「失敗しない 後悔しない人生がいいな」からいきなり始まる歌詞は今思えば色々切実な願いなんだなとこの歳になって思ったりします。

日々はうまくいかないし、サボろうとしたのに何だかんだサボれないし、失敗と後悔ばかりの日々をうだうだと語る歌詞です。金明さん、全然サボる感じがしないので最初違うかなとか思ったんですけど、よく考えたらこの曲ビールに合うんだよなってことに気づいてしまったので…。「人生色々あるもんよ」って二人の前で笑って言える金明さんみたいな「大人」に合うんだよこの曲…。

ビールの美味さを知ってる人があの二人の側にいてくるって大きいですよね。絶対成人した時一番にお酒奢って美味しくないって反応されてめちゃくちゃ笑ってほしい。苦いって言われて嬉しそうにしてほしい。

チーム双葉

彩美さん/三ツ星カルテット

「COSMONAUT」収録、2010年。「やっぱ彩美さんはアイドルソングじゃなきゃダメだよな〜」になりまして、じゃあアイドルソングならこれだよなで選びました。ノリも良く合いの手も入れられるし「初めて一番聴いたらそのまま勢いで二番歌えそう」みたな感じあるし。タイトルもさる事ながら「音符」「三つ」とかそういうワードもあるし玉笹としてもバッチリですからね。我を貫いてどこまでもやっていける、進めるんだみたいな勢いが彼女だな…になりました。何だかんだ無敵みたいなテンションでいて欲しい、突き進んでて欲しいんだ彩美さん…。

彩乃さん/分別奮闘記

こちらも「COSMONAUT」収録です。このチームは同じアルバムから出したかったので。「かさぶたぶたぶ」みたいな出だしで始まるのでそういうファンシー路線かなとも思ったら初手で「君の夢がゴミと化して」とか言ってくるパンチの効いた曲です。軽快なリズムにタムみたいに鳴るベースが好きです、喩えが正しいのかは知らないんですけど。彩美さんがアルバムのトップを行くのですが、この曲は4番目で位置してそれまでの雰囲気とはガラッと変えてくるのもなんか彼女感があるなみたいなアレがあります。その真後ろがど現実を歌う「モーターサイクル(今日は昨日の明日でしょうとか敏感と不感の使い分けとか言う)」なんですけど、その手前ってところも。背後に現実しょってる感じが…。

「君の夢がゴミと化して はや幾星霜」と始まる歌詞を聴いてると夢のためにのたうちまわる彩美さんを少し離れた横で見てる様子が聴いてるとわっと沸いてきます。スーパーアイドルがスーパーアイドルの気持ちを抱えながら転がっていくのをずっと近くで見てたのが彼女なわけですが、見ている時の冷めた気持ちと羨ましさみたいなのが多分あると思うんですよ。ゴミになりかけた夢を勝手に拾ってまた夢にした彩美さんの姿をずっと見てたんですよきっと、淡々と進みながらそれでも希望を持ち直す、この曲と同じくらいの温度感で。

花菜さん/魔法の料理 ~君から君へ~

「COSMONAUT」の6曲目です、みんなの歌に提供された曲です。子供の僕と大人の僕みたいな視点で同じ景色を二回語るんですけど、その景色の捉え方が違うのがすごいんですよね。大人に半分くらい足を突っ込んだ時期に聞いたのですげーって思いながら聞いてたんですけど、この曲を「みんなの歌」で聞いた子供はこの曲に対してどういう捉え方をしたのがめちゃくちゃ気になります。羨ましい。そう言う風に成長だとか時の流れだとかを感じさせてくれる曲です。あと途中に一瞬入るギターみたいなピアノ(ピアノみたいなギター)がエモい。

同じアルバムから出したいで絞って選んだのですが、三曲とも雰囲気がガラッと違う結果になりました。音楽性の違い感が出てて良さがありますね。「大きくなるんだ、伝えたいから、上手に話して伝えたいから」が、少し年の離れた姉二人に対しての言葉にしか聞こえない。成長と未来と現実と、こういうのがこの先花菜さんに待っているんだよなって気持ちになります。

チーム徳光

手取川さん/sailing day

「ユグドラシル」収録。正直これ以上の説明は不要なんですよね。「漕ぎ出す愚かなドリーマー」なんですよ。彼女は。しかも二番では「数えたらきりがないほどの危険や不安さえも愛して迎え撃った呆れたビリーヴァー」がいますからね。精一杯存在の証明なんですよ。

一瞬「東京賛歌」と迷ったことは付け加えておきたいと思います。

吉田さん/ロストマン

こちらも「ユグドラシル」収録。手取川さんがsailing dayなら吉田さんロストマンにしなきゃダメじゃないですか。sailing dayとロストマンってペアみたいなものですし。

sailing dayはタイトルからわかるとおり船出の曲なのですが、ロストマンは道中の曲です。意気揚々と飛び出した時期もあったかもしれないその後の曲みたいな印象です。全体的に曲調も落ち着いていますし。sailing dayのその先と考えると、かつて手取川さんと同じように都会を夢見て飛び出した吉田さんと当てはまるのはわかっていただけるかと思います。いろんな経験をして、現実を知ってみたいな。それでも「不器用な旅路の果てに正しさを祈りながら」隣で起きてる船出を見守るわけじゃないですか。

なんとなく見守るみたいな側面で「スノースマイル」と迷ったんですけどあれ最後別れてるので却下になりました。

チーム御在所

神楽さん/Hello, world!

「Butterflies」収録。「扉開けば ねじれた昼の夜」からもう怪奇現象はスタートしてるんですよ。謎溢れる世界のど真ん中で仁王立ちする神楽さんが見える。確実に。ハローどうも僕はここ、なんですよ。身一つで全部楽しむぞっていう曲の姿勢が神楽さんなんですよ。神楽さん、単なる好奇心の塊じゃなくて好奇心を糧に得たいものがあるんだってのがめちゃめちゃに格好いいですよね。全てを知りたいじゃなくて、知りたいことのためには全部知らなきゃいけないんだみたいな、いやこのあたり完全に自分の妄想のあれなのですが。

穂波さん/Butterfly

こちらも「Butterflies」収録。神楽さんがHello, world!なら、穂波さんはその直後に続くこの曲なのは個人的には確実でした。華やかなシンセはそれまでのロック系のBUMPとは一味違うやつなのですが、Hello, worldでギターかました直後からこの華やかさでガツンときて、それでも歌詞の方向性は二曲とも同じく「僕はここ」ってところが二人っぽいなーみたいなアレで決めました。あとアルバム名と関連する曲を穂波さんに割り当てるの、ちょっとらしさがあるじゃないですか。あと更に彼女らしさをあげるとすると派手な曲なのに最後がすごくお上品なところです。キラキラさせまくってすっと終わるところは是非聞いて欲しい。

「涙は君に羽根をもらって」がカグラヤの解き明かすことが誰かを救うみたいな話と重なるんですよね。「この心自分のもの 世界をどうにでも作り変える」みたいなのも、怪奇現象の捉え方から学んでそうみたいなのがありそうってなりながら選びました。即決です。

徳若さん/天体観測

「jupiter」収録。徳若さん一瞬隠しトラック(アルバムの末尾に収録されているおふざけソング。いかの肌の白さをひたすら褒める曲とかある、君の肌はとても白くて〜みたいなことを言う。五秒しかないトラックを数回スキップして更に数十分の無音時間を飛ばしてやっと聴ける曲、最近はデータ配信系の視聴形態に合わせて無音トラックが少なくなったりちょっと聞きやすくなってたりする)割り当てようかと思ったんですよね、大真面目に。カラオケでネタ曲として持ってそうみたいな。軽薄さをノリでこなせちゃう感があるんですよね。

でも結局この曲に落ち着きました。BUMPといったらこの曲って言われる曲ですね。ある意味で「にわか」みたいに扱われてる向きもありそうな曲の立ち位置と徳若さんのスタンスが合うなって思ったので。というか歌いそうじゃないですか完璧に。にわかっぽさも出しつつでも間違いなく名曲だっていうのが、そういうのがなんか徳若さんっぽいんですよ…。

こちらからは以上です。ツッコミお待ちしております。

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